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 About our Association




[Greetings from President]
令和五年五月、一般社団法人富山県芸術文化協会理事会において、会長に推され就任いたしました。

会員の皆様の持てる力を結集してともに事業を推進してまいりたいと存じます。どうぞよろしくお願いいたします。

昨年は、コロナ禍で遅れていた本協会設立五十年の節目の記念事業を、そして、六年ぶりに開催したとやま世界こども舞台芸術祭は、海外九か国県外十団体県内五十団体あまりの参加により、それぞれ成功裏に終えたところであり、木下前会長はじめ皆様の絶大な御尽力に深く感謝申し上げます。

芸文協は、開かれた組織として、会員それぞれが持つ得意とする力を、自発的に提供し、一人ではできない、単一団体だけではできない、より大きな事業を展開しております。と同時に、芸術の主体性はしっかりと守られ、理解されてきたところです。

本協会では、未来の社会の担い手となる子どもたちが芸術文化に触れ、活動に参加できるように、青少年美術展、こども舞台芸術祭、世界こども舞台芸術祭を開催してきました。

また、新たな舞台芸術を創造する事業として、県民劇場、とやま舞台芸術祭を開催してきました。

分野、ジャンルを超えた文化の協働事業としては、生活文化展を県民芸術文化祭で開催しております。


機関誌「藝文とやま」は、協会の記録のみならず、とやまの文化状況を俯瞰し発掘し発信する役割も担っています。

また、とやま文学賞と富山県美術展は、本県の芸術家を発掘・発見し、本県の未来に活躍する芸術家を世に出して、顕彰し、スポットを当てるとともに、皆さんで育て引き上げ、応援しようとする、芸術家の登竜門の役割を果たしております。

すなわち、それは、十年先、二十年先の、未来の富山の芸術文化のための事業となっております。

 国際交流事業は、演劇に始まり、舞踊、生活文化、美術、音楽、伝統芸能など幅広い分野に交流が広がり、異なる価値を認め、自らの価値を発信するというこれまで芸文協が続けてきた分野間交流の延長上に国際交流の広がりと深まりを見せています。

国際文化交流は、文化団体相互の交流を継続しており、ハンガリー、中国、韓国とは、文化団体相互の提携を結ぶに至っています。

また、モナコとは演劇祭と舞台芸術祭の提携、劇団相互の提携に広がり、チェコとは留学生の派遣や作品の協働制作へと発展しています。

このように大きく結実している芸文協運動の成果と価値を自認し、今後も自信をもって活動を展開することが期待されます。

さらに、教育、福祉、経済活動、近年ではICTの活用も含め、さまざまな人たちと一緒になって文化の輪を広げようとする運動を繰り広げていきましょう。

「文化の輪を広げよう」、これは、創設から五十年にわたる県芸文協の目指すところであります。

そして、そのことが、美の創造と喜びにつながるものと存じます。

「美の創造と喜び」、これも本協会の目指す価値であります。

それは、協会を構成する会員の皆様の幸せ、そして県民の幸せにもつながるものと考えます。

創設から五十年にわたる協会の組織活動と事業の目指す目標としてきた理念を実行するため、今後も皆様と一緒になって、推進し、その理念をつなぎ渡していきましょう。

「文化の輪を広げよう」、そして、「美の創造と喜び」、芸文協の運動をさらに一緒に繰り広げていきましょう。


[History]
The Toyama Prefectural Artistic and Cultural Association launched, on October 30, 1972, including fine arts, performing arts, life culture, literature, and so on. Groups of each artistic field became a permanent organization for arts and culture projects in cooperation with each field throughout the year, not only at the prefectural art festivals. Executives and members are composed only of writers, artists, and appreciators, and expand their activities as groups independent of the administration.


Pictures Illustrating the Development of Our Activities

[Association information]
Address: 930-0096, 7-1Funahashi-Kitamachi Toyama City
TEL: +81 76-445-5626
FAX: +81 76-442-4635
E-mail: info(at)pat.or.jp
Home page: https://www.pat.or.jp

Representative: President Makoto Ito
Date of establishment of the Association: October 1972
Date of establishment of juridical person: May 1989 (Government agency: Toyama Prefecture)
Date of establishment of corporate juridical person: April 2013

[Organization]
It is composed of 36 groups (employees) approved by the board of directors, active among the arts and culture groups that have a prefectural organization in Toyama Prefecture, and who wished to join. (as for April 2022)

[Characteristics]
Since the Association is composed of arts and culture groups of all genres, it is engaged in activities in a wide range of fields. Originally, they were done inside Toyama Prefecture, but also, the Association contributed to the internalization of arts and culture by actively promoting international artistic and cultural exchanges with overseas countries.

Ratification of the Friendly Coalition with Overseas Artistic/Cultural Organizations

December 21, 1998
Gangwon Federation of Artistic and Cultural Organization of Korea (Agreement for regular exchange)

March 1, 1999
Kölcsey Cultural Centre in Debrecen, Hungary (Art and Culture Exchange Agreement)

November 18, 1999
The Liaoning Literature and Art Union, Liaoning, China (Agreement of Friendly Coalition)

September 20, 2009
Méliusz Culture Centre in Hajdú-Bihar, Hungary (Art and Culture Exchange Agreement)

August 22, 2019
Friendly Agreement with “Toyama-Debrecen/Hajdu-Bihar Art Exchange Program Association”, Hungary